津波に備えて

(株)建築工房わたなべ

2012年10月08日 20:03

富士市では海抜の低い地域を対象に、津波避難タワーの建設が進められています。写真は、吉原駅南側の鈴川港公園内に設置されているタワーで、屋上の高さは15m、海抜でいうと19.3mです。普段は展望台としての利用も認めているようです。ただ少し気になったのが、定員表示がしていない点です。多分想定はあると思うのですが、表示することによるデメリットを考えてあえて出さないのだとは思うのですが。

 また、公共に限らず民間も含めて、津波避難ビルを指定して万一に備えています。これらの津波避難ビル・タワーの一覧及びマップは、富士市のホームページでも公表されていますので、地域の皆様は確認しておくことをお薦めします。

 富士市では、災害時に身を守るためには、住まい周辺の地理や危険を知り、備えることが非常に重要なことだと考えて、津波の浸水が想定されていない地域などでも海抜がどのくらいか知って貰うために、電柱などに海抜表示看板を数百箇所設置しています。市内を車で走行しているとよく見かけます。「あ~この辺は、海抜何メートルなんだ。」と、ちょっと意識している自分がいます。

 富士市のことを書きましたが、私の住む沼津市は、このあたりの対策が少し遅れているような気がしてなりません。避難施設は指定されているのでしょうが、良くわかりません。海抜表示にしても港周辺で多少見ますが、市内全体をみても目立つほど設置されておらず、自分の住む地区が海抜何メートルか意識できてないのが実情です。もう少し頑張って下さい!沼津市さん。

 住む地区の海抜がわからないと書きましたが、ご存知の方もいるかと思いますが、国土地理院で、標高がわかるweb地図を公表しています。実は、これを使って自宅の海抜を調べてみました。地図上の自宅場所を右クリックすると、ズバリ5.8mと出ました。津波想定地域に指定はされていませんが、少し微妙な高さでした。

国土地理院「標高がわかるweb地図」は
       ↓
http://saigai.gsi.go.jp/2012demwork/checkheight/index.html

            営業部  庄司 利明

関連記事