工房建友会研修旅行
工房建友会で群馬県と長野県に1泊2日の研修旅行に行って来ました。宿泊は天下の名湯「草津温泉」です。
草津へ行くのは初めてだったのですが、連休中とあって凄い賑わいでした。温泉地だからどうせ爺婆ばかりだろうと思っていたのですが、意外や意外「湯畑」周辺は若者達が多数出没しており、びっくりさせられました。でも人気お土産ナンバーワンはやっぱり温泉饅頭なんですね。
研修見学コースには、群馬県「八ッ場ダム建設予定地」が含まれていました。ご存知の通り、民主党政権時代に前原国交大臣が事業中止決定を宣言して、話題となった場所です。現在は自民党が政権復活し、当初の予定通り事業進行中とのことです。今回はバスの車窓から説明を聞きながらの見学だったのですが、新しい湖上橋や新しい線路、移転建物など、ほぼ形になっており、あのまま中止になっていたらどうするつもりだったのだろうと、公共事業の難しさを考えさせられました。
二日目は長野県東御市にある北国街道「海野宿」を散策しました。海野宿の町並みは、江戸時代の旅籠屋造りや、茅葺き屋根の建物と、明治以降の堅牢な蚕室造りの建物が調和した伝統的な家並みを形成していて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
伝統的建物意匠としては、裕福な家のみに見られる、江戸時代の「本うだつ」と明治以降の「袖うだつ」が特徴的です。また、2階の出格子にみられる長短2本づつ交互に組み込まれた「海野格子」や江戸時代の旅籠屋造りの「出桁」や明治時代の蚕室造りの象徴「気抜き」なども見所です。
研修旅行は、2日間快晴に恵まれ無事終了しました。工房建友会の皆様、お疲れ様でした。
営業部 庄司 利明
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