2011年09月11日 13:53
今日9月11日、あの東北大震災から半年が経ちます。この半年の間、被災地以外の我々もこれまでに体験したことのない様々な事を経験しました。 私達建築業界でも資材が入ってこなかったり、物によっては生産休止になったりして、工事中のお客様にもご迷惑をお掛けしました。 また、タバコを吸う私には少々困ったこともありました。今まで吸っていた銘柄が出荷停止になり、やむなく銘柄を変えましたが、それもコンビニに入荷する数は少なく、コンビニ店員に「今度いつ入る?」「明日の1時頃です」なんて話をして、入荷直後を狙って買いに行ったりもしました。
そして、一番大きかった事は、「停電」「節電」でしょう。 震災直後の「計画停電」では、電気のない不便さを痛感しました。ろうそくの灯りでテレビもつかない、また場所によっては信号機も消えた生活は、今となっては懐かしい気もします。 また、夏に入ると15%節電目標に向かって、企業も家庭でも節電をしてきました。どうにかこの夏を乗り切り、東京電力管内ではピーク時の電力消費は昨年比-18%だったそうです。やれば出来るってことですね。企業による努力によるところが大きいかと思いますが、これまで気にせず使っていた電気のありがたさを感じながら、みんな少しづづ我慢をしてきました。 暑いけどエアコンの設定温度を上げるとか、扇風機でしのぐなんてことも。でも、我慢するのはつらいこと。出来るだけ我慢はせずに、でも快適に過ごしたいもの。そこで私達建築工房わたなべがお勧めするのが「パッシブデザイン」の家。出来るだけエアコンなどの機械に頼らず、自然の風や太陽、樹木といった自然の力を最大限活用できる建物です。断熱をしっかりしながら、庇などで日射をコントロールし、風通し良くする、そんな設計手法です。 新築住宅だけでなく、既存の住まいでも今年流行った「緑のカーテン」なんかもその一つですね。 新築をお考えの方、是非真剣に考えてください。本当に夏の暑さ・冬の寒さが違います。
営業部 石川