2022年09月16日
【富士弁講座 -第27回-『じょん』】
今日は『富士弁講座』の第24回をお送りします。
(心ほっこり平成29年8月号より)
はろ〜えぶりばでぃ。9月に入ってから朝晩思わず「寒っ!!」と思う日が増えました。空もちょっと高くなり色も秋の色になってきました。
いよいよ秋到来という感じですね。
さて、今月の富士弁は「じょん」です。
意味は"上手(じょうず)"。使い方としましては「あの娘は子供の頃から歌が"じょん"だったよね〜」といった具合です。そして「あんたは、ま〜ったく人をその気にさせるのが"じょ~ん”なんだからぁ」と、じょ~んと伸ばしたりすると、よりほめ言葉感が際立つわけです。(でも、ちょっと嫌味を込めて使う事もあるので、そのへんは要注意(~_~;)
もっとリズミカルに歯切れがいい使い方としまして「あんた、じょんじゃん」(君、上手だね)なんていうのも有りです。決して「君はジョンだよね」と言う意味ではありませんから(笑)
余談ですがこの富士弁の「じょん」とは違いますが、子供のサンダルとか草履等の事を「じょんじょん」と言うのも静岡県独特の使い方です。
では又来月お会いしましょう。お楽しみに〜。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
営業部 石川 定
2022年08月19日
【旬を食べよう《8月》】
■カンパチ

ブリと同じように成長とともに呼び名が変わる出世魚で、関東では80㎝以上、関西では60㎝以上のものをカンパチと呼んでいます。
養殖物は通年出回りますが、天然物は夏から秋が旬で、刺身で食べられることが多く、ほんのり桜色をしているのが特徴です。
コリコリとした食感を楽しみむなら鮮度が良いうちに、旨味を味わうなら一晩寝かせてから食べるのがおすすめ。
生活習慣病の予防効果や脳を活性化させるDHAやEPAが豊富に含まれています。
ブリ・ヒラマサ・カンパチは「ブリ御三家」とか、「ブリ三兄弟」と呼ばれています。特にカンパチは味・食感に優れている高級魚。
ところで魚の名前には魚へんがついてるものが多いのですが、このカンパチを漢字で書くと「間八」。
これは、カンパチの目と背びれの間(人間でいうと眉間のあたり)に黒い線があり、顔を正面からみると「八の字」に見える事から「間八」となったそうです。
私の持ってる、さかなクンの『おしえて!さかなクン2』でも、”カンパチは「八」の字の模様がお名前に” と書いてありました。
さかなクンはカンパチの味を、深い上品な甘さと。このての魚は私はちょっと苦手だったのですが、今度その上品な甘さを味わってみようかと思います。
心ほっこり編集室:小川 薫
2022年02月17日
【富士弁講座 -第20回-『いと』】
【富士弁講座 -第20回-『いと』】
はろ〜えぶりぃばでぃ。
毎日厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?立春も過ぎましたので春はそこまで来ています。
もう少しがんばりましょう。
今月の富士弁は、『いと』
中島みゆきさんの、♪縦〜の糸はあなた〜、横〜の糸は私〜の"糸"ではありません。
その糸はアクセントが"い"に付きますが、富士弁の『いと』は"と"にアクセントが付きます。
「〜のうちに」「〜の間に」と言った意味です。
使い方としましては『暗くなると大変だから、明るい"いと"にやっちまうかあ』とか、
『親父が帰ってくるとうるしゃ〜から留守の"いと"に片付けちゃいなよ〜』
「ほぅ〜今の"いと"にやっちゃいな。(ほら!今のうちにやってしまいなさい)』というように使います。
〜の間にという意味だからといって、物と物の間ではありません。
あくまでも時間的な間なのです。
では又来月お会いしましょう。お楽しみに〜。しぃ〜ゆ〜あげいん♪
営業部 石川 定
2021年11月15日
富士弁講座 -第17回-『はだって』
今日は『富士弁講座』の第17回をお送りします。(心ほっこり平成28年11月号より)
はろ~えぶりいばでぃ。ここのところ気温差が激しくて、体が「○※■️×▽÷」どうしていいのかわからず困惑しているのがよくわかります。
11月は一年の中でも特に気温の下がり方が大きい月ですので、皆さん!しっかりついていかないと体調を崩しちゃいますからね。
これは、"わざと"とか、"故意に"とか言った意味で富士市民は使います。
「あーおみゃ今、はだってやったら!」(あららら、あなた今わざとやりましたね?)とか、「何であいつは、はだって嫌われるようなことばっかするだか?!」などと使います。
さて今月の富士弁講座は「はだって」です。
宮城県の方言に「はだる」というのがあるそうですが、これは"せがむ"と言う意味で、「孫から小遣いはだられた」(孫から小遣いをせがまれました)と言うように、言葉は似ていても全然違う意味になってしまいます。これだから方言は面白い。
いっつ ふぁに〜♪…いや、いっつ いんたれすてぃんぐ♪の方でしょうか(笑)
では来月もお楽しみに〜しぃ〜ゆ〜あげいん♪
営業部 石川 定
2021年01月13日
【富士弁講座 -第6回- 『ふんづぶす』】
新年あけましておめでとうございます。
コロナ禍で迎えた新年がスタ-トしました。
コロナに負けず、七転び八起きの精神で頑張りたいと思います。
さて、2021年最初の石川ブログは、『富士弁講座』の第6回をお送りします。(平成27年12月号より)
はろ~えぶりばでぃ。
さて、第6回目の富士弁講座は『ふんづぶす』
まあ読んで字のごとく、踏んで潰すことですが、これは沼津の人などは普通に“ふんづける”と言い、清水市出身の新井君の奥さんにいたっては“ふんづばす”ブハッ(←吹き出した状況)いいですねえ~ふんずばす♪
「 ふんづける < ふんづぶす < ふんづばす 」“踏んで潰す“の3段活用はこんなでしょうか?(笑)
「朝からテンション下がるわ~!駐車場で犬の○○○ふんづぶしちゃったよ!!」・・・よくある話です。
「犬の○○○ふんづばしちゃったよ!!」いい!やっぱりこっちの方がよりふんづぶした感がありますね♪
7月からはじまりました『富士弁講座』来年も続きますのでお楽しみに~。しぃ~ゆ~あげいん♪
2015.12月号、第6回目連載時、心ほっこり編集室 小川編集長のコメントは…
→今年新コーナーとして始めたこの『富士弁講座』、今年で6回目となりました。
もう新コーナーではないですね。
富士市と沼津市はお隣同士なのに、こんなにも知らない言葉があるなんて・・・。方言って何かいいですよね。
さらに回を重ねて、今では60回を超えています。富士弁はまだまだ無尽蔵?!
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2020年12月14日
【今年の漢字一文字】

今年もあと半月余りとなりました。 今年最後の「心ほっこり12月号」、皆様の所に届いたでしょうか? 毎年12月号では、「ひげ日記」でその年の一年を振り返ってみることにしています。言わずもがな…今年はコロナ一色の一年でした。
建築業界では2月に、中国での生産が主力の便器、IHクッキングヒーターなどの受注が一時停止となったり、3月には、毎朝欠かさず見ていたNHK朝ドラ「エール」に出演されていた志村けんさんがお亡くなり、大変な衝撃を受けました。
高校野球が中止になってしまったり、東京オリンピックも中止ではなく、一年延期と決定した時にはホッと安堵しましたが、元々の開催日に向けて、球児や選手たちが努力して調整してきたことを後々聞くにつれ、なんとも切ない気持ちにかられました。
この2つに限らず、中止や延期になって涙を飲んでしまった未来ある若い方はたくさんいたことでしょう。なんとか回避、あるいは代替案をと走り回った関係者の方々がいたことも頭が下がる思いがしました。
→心ほっこり12月号『ひげ日記』はこちら
さて、「心ほっこり12月号」では、毎年恒例の企画があります。『今年の私の漢字一文字』です。
編集長の小川さんから、原稿用紙を手渡されたとき、すぐ頭に浮かんだのは「禍」「密」「粛」。そんな私の心を見透かしたように、「社長~、禍とか、密とかはやめましょうね~」と一言。(ギクッ・・・)
しばらく考えて、私の一文字は、『転』を選びました。「Withコロナ」は「転」。大きな変化のあった今年。「禍を転じて福と為す」のことわざがあるように、災が降り注いでも逆に利用すれば、良いこともあります。
そして、

代表取締役 渡邉泰敏