
先日、東京の上野へ息子と恐竜を見に行ったついでに、せっかくなので
東京スカイツリ-を見に行ってきました。浅草の近くと知ってはいましたが、最寄りの駅が分からなかったので、駅員さんに聞いたら、浅草から東武線に乗り換えて業平橋(なりひらばし)で降りるといいと教えてもらいました。
間近で見るスカイツリ-は、高すぎるためか、正直、高さの実感がわかず、自分の中で処理できない高さでした。
現場は最高高さには達成していて、下のほうや内部の工事をしていて活気があり、盛り上がっていました。まさに"地図に残る仕事”現場監督をはじめ多くの職人さんたちの苦労が伺えます。
先日、東京スカイツリ-のドキュメント番組をやっていました。全てが初めての試み、そのチャレンジと寸分狂わない精度、タワ-の最上階のほうでの振れの許容範囲は2階建ての建物で言えばわずか0.2mmだとか、すごすぎる。(みなさん、住宅にこれほどの精度は決して求めないでくださいね)

地上600mでの作業の苦労は想像を絶するものがあります。地上とは比べ物にならないほどの風。雷は恐怖です。クレ-ンのオペレ-タ-もすごい、600mで作業をするトビもすごい、また、寸分狂わない鉄骨を作る職人もすごい、これの、施工計画を考える監督たちもすごい、すごいづくしの、日本の技術の粋を集めて完成していく建物の現場を間近で、見ることができて、感動です。
番組の中で大林の監督が、タワ-の先端をリフトアップしていく指示をトランシ-バ-で、していたのが、かっこよかった。
今度、おれも、トランシ-バ-で指示を送ろうかな。「はい、ただいまより2階の照明器具付け開始お願いしま~す。」

スカイツリ-の足元では、面白いおっちゃんがいて、自転車のかごにカ-ブミラ-をつけていて、道行く人に、「これで記念撮影して行きな。」と声を掛けていました。
立て始めた当時から、ここに毎日来ているんだとか、それにしてもうまい!よく考えたっ!って感じでした。それを使って撮ったのが、この写真。面白く撮れているでしょ。お金取られたりしたらどうしようと思っていましたが、ただでした。

帰りがけに、どこにでも見る、建築計画のお知らせ看板が当たり前だけどここにもあり、最高高さが、634mとなっていたのには、思わず笑ってしまった。世界最高高さの表示がしてある工事看板はかなりレア物です。
以前TVかなんかで見たのだけれど、衝撃的なことがいろいろ起こった今の日本で、このスカイツリ-のところにいる人たちは、みんな上を向いている。今の日本の希望の象徴なんだと。本当だよな。上を向けば元気になる。俺もがんばろっ。
以上現場報告でした。
Posted by (株)建築工房わたなべ at 11:08│
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建築部 新井